【保存版】CMakeの「XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE」プロパティを徹底解説

2024-07-02

CMake の "Properties: Source Files" における "XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティの詳細解説

"XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティは、CMake の "Properties: Source Files" カテゴリ内で使用され、Xcode プロジェクトにおけるソースファイルのファイルタイプを明示的に設定するために用いられます。これは、CMake がファイル拡張子に基づいてデフォルトのファイルタイプを推測する代わりに、より詳細な制御を提供します。

用途

このプロパティは、以下の目的で役立ちます。

  • Xcode におけるソースファイルの表示と編集方法を制御する
  • コード補完やシンタックスハイライトなどの IDE 機能を向上させる
  • ビルドシステムにおけるソースファイルの処理方法を調整する

設定方法

"XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティは、ソースファイルターゲットに対して以下のいずれかの方法で設定できます。

  • set_property(TARGET ターゲット名 PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "ファイルタイプ")
  • target_properties(ターゲット名 PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "ファイルタイプ")

以下の例では、main.cpp ファイルのファイルタイプを "ObjectiveC" に設定しています。

set_property(SOURCE main.cpp PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "ObjectiveC")

使用可能なファイルタイプ

"XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティで使用できるファイルタイプのリストは以下の通りです。

  • "ObjectiveC"
  • "C"
  • "C++"
  • "Swift"
  • "Assembly"
  • "Header"
  • "Resource"
  • "Plist"
  • "Metal"
  • "GLSL"
  • "Shader"

注意事項

  • このプロパティは、Xcode 4.3 以降でのみサポートされています。
  • ファイル拡張子と "XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティの設定が矛盾している場合、Xcode はファイル拡張子に基づいてファイルタイプを決定します。
  • このプロパティは、CMake のバージョン 3.7 以降では XCODE_EXPLICIT_FILE_TYPE プロパティの使用が推奨されています。

    補足

    "XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティは、Xcode プロジェクトにおけるソースファイルの管理をより細やかに制御したい場合に役立つ強力なツールです。このプロパティを正しく設定することで、Xcode の機能を最大限に活用し、開発効率を向上させることができます。

    上記の情報に加えて、以下の点にも注意が必要です。

    • このプロパティは、CMake のバージョンによって動作が異なる場合があります。最新の情報については、CMake の公式ドキュメントを参照してください。
    • このプロパティは、他の CMake プロパティとの組み合わせで使用することができます。詳細については、CMake のドキュメントを参照してください。


    cmake_minimum_required(VERSION 3.7)
    
    project(myproject)
    
    add_executable(myprogram main.cpp)
    
    set_property(SOURCE main.cpp PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "ObjectiveC")
    

    この例では、main.cpp ファイルのファイルタイプを "ObjectiveC" に設定しています。

    例 2: ソースファイルディレクトリ内のすべてのファイルのファイルタイプ設定

    cmake_minimum_required(VERSION 3.7)
    
    project(myproject)
    
    file(GLOB_RECURSE SOURCES "src/*.cpp")
    
    add_executable(myprogram ${SOURCES})
    
    set_property(DIRECTORY ${CMAKE_CURRENT_SOURCE_DIR}/src PROPERTIES XCODE_DEFAULT_FILE_TYPE "ObjectiveC")
    

    例 3: 複数のソースファイルのファイルタイプ設定

    cmake_minimum_required(VERSION 3.7)
    
    project(myproject)
    
    add_executable(myprogram main.cpp header.h)
    
    set_property(SOURCE main.cpp PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "ObjectiveC")
    set_property(SOURCE header.h PROPERTIES XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE "Header")
    

    この例では、main.cpp ファイルのファイルタイプを "ObjectiveC" に設定し、header.h ファイルのファイルタイプを "Header" に設定しています。



    "XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" の代替方法

    ファイル拡張子を使用する

    最も簡単な方法は、ファイル拡張子を使用してファイルタイプを推測することです。CMake は、以下の拡張子に基づいてデフォルトのファイルタイプを割り当てます。

    • .c: C
    • .cpp: C++
    • .m: Objective-C
    • .swift: Swift
    • .h: ヘッダーファイル
    • .plist: Plist ファイル
    • .metal: Metal シェーダー
    • .glsl: GLSL シェーダー
    • .shader: シェーダー

    この方法は、最もシンプルですが、ファイル拡張子がファイルタイプを正確に反映していない場合に問題が発生する可能性があります。

    CMAKE_GENERATE_XCODE_CUSTOM_COMMANDS 変数を使用して、Xcode プロジェクト生成時にカスタムコマンドを実行することができます。このコマンドを使用して、ソースファイルのファイルタイプを設定することができます。

    set(CMAKE_GENERATE_XCODE_CUSTOM_COMMANDS "${CMAKE_GENERATE_XCODE_CUSTOM_COMMANDS} ; xcrun set-file -t ObjectiveC main.cpp")
    

    この例では、main.cpp ファイルのファイルタイプを "ObjectiveC" に設定しています。

    この方法は、より柔軟な制御を提供しますが、複雑さも増します。

    カスタムターゲットを使用して、ソースファイルのファイルタイプを設定することができます。

    add_custom_target(set_file_type COMMAND xcrun set-file -t ObjectiveC main.cpp)
    
    add_dependencies(myprogram set_file_type)
    

    この方法は、コードをよりモジュール化することができますが、設定が煩雑になる可能性があります。

    XCODE_EXPLICIT_FILE_TYPE を使用する

    CMake 3.7 以降では、XCODE_EXPLICIT_FILE_TYPE プロパティを使用することができます。このプロパティは、"XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティよりも優先的に使用されます。

    set_property(SOURCE main.cpp PROPERTIES XCODE_EXPLICIT_FILE_TYPE "ObjectiveC")
    

    この方法は、最も新しい方法であり、最も推奨されます。

    "XCODE_LAST_KNOWN_FILE_TYPE" プロパティには、いくつかの代替方法が存在します。それぞれの方法には長所と短所があるため、プロジェクトのニーズに合わせて最適な方法を選択する必要があります。