CIText フィールドの代替方法:非決定的な照合順序、カスタム検索クエリ、トリガー

2024-06-15

Django の django.contrib.postgres における postgres.fields.CIText の概要

主な機能

  • 大文字小文字を区別しない検索: データベースクエリにおいて、大文字小文字を気にせずにテキストデータを検索できます。これは、ユーザー入力のばらつきや、検索条件の入力ミスなどを考慮する必要がないため、非常に便利です。
  • 照合順序の指定: db_collation 属性を使用して、照合順序を指定できます。照合順序は、テキストデータのソートや比較方法を決定します。
  • 全文検索との統合: PostgreSQL の全文検索機能とシームレスに統合できます。これにより、テキストデータに対して、より高度な検索を実行することができます。

使用例

from django.db import models
from django.contrib.postgres.fields import CITextField

class MyModel(models.Model):
    name = CITextField(max_length=255)
    description = CITextField()

    def __str__(self):
        return self.name

上記の例では、MyModel というモデルを作成し、namedescription という 2 つの CITextField フィールドを定義しています。これらのフィールドは、テキストデータを大文字小文字を区別せずに保存します。

postgres.fields.CIText の利点

  • 大文字小文字の区別を気にせずに検索できる: ユーザー入力のばらつきや、検索条件の入力ミスなどを考慮する必要がないため、非常に便利です。
  • データベースパフォーマンスの向上: 大文字小文字を区別しない検索は、データベースパフォーマンスを向上させることができます。
  • PostgreSQL 専用: postgres.fields.CIText は PostgreSQL 固有の機能です。他のデータベースでは使用できません。
  • ストレージ要件: CITextField は、通常のテキストフィールドよりも多くのストレージスペースを必要とします。
  • 複雑さ: postgres.fields.CIText は、通常のテキストフィールドよりも複雑です。

postgres.fields.CIText は、大文字小文字を区別せずにテキストデータを保存および検索する必要がある場合に役立つ強力なツールです。ただし、PostgreSQL 専用であり、ストレージ要件や複雑さが増すことに注意する必要があります。



    Djangoにおけるpostgres.fields.CIText のサンプルコード

    モデル定義

    from django.db import models
    from django.contrib.postgres.fields import CITextField
    
    class MyModel(models.Model):
        name = CITextField(max_length=255)
        description = CITextField()
    
        def __str__(self):
            return self.name
    

    データ操作

    # オブジェクトの作成と保存
    my_model = MyModel(name="John Doe", description="A software engineer")
    my_model.save()
    
    # オブジェクトの取得
    my_model = MyModel.objects.get(name="John Doe")
    
    # データの検索
    my_models = MyModel.objects.filter(name__icontains="john")
    

    上記のコードは、CIText フィールドを使用して、オブジェクトの作成、取得、検索を行う方法を示しています。

    全文検索

    from django.contrib.postgres.search import SearchQuery
    
    # 全文検索を実行
    query = SearchQuery(term="software engineer")
    my_models = MyModel.objects.filter(search=query)
    

    補足

    • 上記のコードは、Django 3.2 を使用しています。他のバージョンを使用している場合は、コードを適宜変更する必要があります。
    • postgres.fields.CIText は、PostgreSQL 9.1 以降が必要です。


    postgres.fields.CIText の代替方法

    非決定的な照合順序は、postgres.fields.CIText と同様の機能を提供しますが、より汎用性が高く、PostgreSQL 以外のデータベースでも使用できます。

    from django.db import models
    
    class MyModel(models.Model):
        name = models.CharField(max_length=255, collate='en_US.ci')
        description = models.TextField(collate='en_US.ci')
    

    上記の例では、CharFieldTextField フィールドに en_US.ci という非決定的な照合順序を指定しています。これにより、これらのフィールドのテキストデータは、大文字小文字を区別せずに保存および検索されます。

    利点:

    • PostgreSQL 以外のデータベースでも使用できる

    注意点:

    • 照合順序をすべてのフィールドに指定する必要がある

    カスタム検索クエリを使用して、大文字小文字を区別せずにテキストデータを検索することもできます。

    from django.db.models import Q
    
    def search_ci(query, field_name):
        return Q(Q(**{field_name + '__icontains': query}) | Q(**{field_name + '__startswith': query}))
    
    # 検索を実行
    query = "John Doe"
    my_models = MyModel.objects.filter(search_ci(query, 'name'))
    

    上記の例では、search_ci という関数を定義して、大文字小文字を区別せずにテキストデータを検索できるようにしています。この関数は、icontainsstartswith 演算子を使用して、検索条件を組み立てます。

    • 柔軟性が高い
    • 任意のフィールドに対して使用できる
    • 複雑さが増す
    • パフォーマンスが低下する可能性がある

    トリガーを使用して、テキストデータを保存する前に大文字小文字に変換することもできます。

    CREATE TRIGGER my_trigger BEFORE INSERT OR UPDATE ON my_table
    FOR EACH ROW
    BEGIN
        NEW.name = LOWER(NEW.name);
    END;
    

    上記の例では、my_table というテーブルに対してトリガーを作成しています。このトリガーは、レコードが挿入または更新される前に実行され、name 列のテキストデータを小文字に変換します。

    • データを常に大文字小文字に変換する
    • アプリケーションコードを変更する必要がない

      postgres.fields.CIText は、大文字小文字を区別せずにテキストデータを保存および検索するための便利な機能ですが、状況によっては代替方法の方が適している場合があります。

      最適な方法は、要件と制約条件によって異なります。