Djangoテンプレートシステムにおける重要なメソッド template.loaders.base.Loader.get_template_sources()とは?

2024-06-09

Djangoにおけるtemplate.loaders.base.Loader.get_template_sources()の解説

メソッドの役割

  1. テンプレートファイルの検索: 特定のテンプレート名に一致するテンプレートファイルを検索します。
  2. 潜在的なソースのリスト作成: 一致するテンプレートファイルが見つかった場合、そのファイルの潜在的なソースのリストを作成します。潜在的なソースには、ファイルパスやデータベースエントリなどが含まれます。
  3. イテレータの返却: 潜在的なソースのリストをイテレータとして返します。
  • template_name: 検索対象のテンプレートの名前です。
  • Originオブジェクトのイテレータ: 一致するテンプレートファイルの潜在的なソースを表すOriginオブジェクトのイテレータです。

Originオブジェクト

  • name: テンプレートファイルの名前です。
  • template_name: テンプレートの名前(template_name)です。
  • loader: テンプレートファイルをロードしたローダーを表すオブジェクトです。
  • app: テンプレートファイルを含むアプリを表すオブジェクト(オプション)。
  • source: テンプレートファイルの内容を表す文字列(オプション)。
from django.template.loaders.base import Loader

class MyLoader(Loader):
    def get_template_sources(self, template_name):
        # テンプレートファイルの潜在的なソースを検索する
        sources = []
        # ファイルシステムからテンプレートファイルを検索する
        sources.append('my_app/templates/%s' % template_name)
        # データベースからテンプレートファイルを検索する
        sources.append('myapp_templates.%s' % template_name)
        return sources

# テンプレートファイルをロードする
template = MyLoader().get_template('my_template.html')

この例では、MyLoaderというカスタムローダーを作成しています。このローダーは、ファイルシステムとデータベースからテンプレートファイルを検索します。get_template_sources()メソッドは、テンプレート名my_template.htmlに一致するテンプレートファイルの潜在的なソースのリストを返します。

template.loaders.base.Loader.get_template_sources()は、Djangoテンプレートシステムにおける重要なメソッドです。このメソッドは、テンプレートファイルの検索とロードに不可欠な役割を果たします。

補足

  • Djangoには、テンプレートファイルを検索するためのさまざまなローダーが用意されています。デフォルトでは、Djangoはファイルシステムとアプリディレクトリからテンプレートファイルを検索します。
  • カスタムローダーを作成することで、Djangoがテンプレートファイルを検索する方法をカスタマイズできます。


    Djangoにおけるtemplate.loaders.base.Loader.get_template_sources()のサンプルコード

    from django.template.loaders.base import Loader
    
    class MyLoader(Loader):
        def get_template_sources(self, template_name):
            # テンプレートファイルの潜在的なソースを検索する
            sources = []
            # ファイルシステムからテンプレートファイルを検索する
            sources.append('my_app/templates/%s' % template_name)
            # アプリディレクトリからテンプレートファイルを検索する
            sources.append('templates/%s' % template_name)
            return sources
    
    # テンプレートファイルをロードする
    template = MyLoader().get_template('my_template.html')
    

    例2: データベースからテンプレートファイルを検索する

    from django.template.loaders.base import Loader
    from myapp.models import Template
    
    class MyLoader(Loader):
        def get_template_sources(self, template_name):
            # テンプレートファイルの潜在的なソースを検索する
            sources = []
            # データベースからテンプレートファイルを検索する
            try:
                template = Template.objects.get(name=template_name)
                sources.append('db://%s' % template_name)
            except Template.DoesNotExist:
                pass
            return sources
    
    # テンプレートファイルをロードする
    template = MyLoader().get_template('my_template.html')
    

    例3: カスタムテンプレートエンジンを使用する

    from django.template.loaders.base import Loader
    from my_engine import TemplateEngine
    
    class MyLoader(Loader):
        def get_template_sources(self, template_name):
            # テンプレートファイルの潜在的なソースを検索する
            sources = []
            # ファイルシステムからテンプレートファイルを検索する
            sources.append('my_app/templates/%s' % template_name)
            return sources
    
        def get_contents(self, origin):
            # テンプレートファイルの内容を取得する
            if origin.loader_name == 'my_loader':
                with open(origin.name, 'r') as f:
                    contents = f.read()
                return contents
            else:
                raise TemplateDoesNotExist(origin.name)
    
    # テンプレートファイルをロードする
    template = MyLoader().get_template('my_template.html', engine=TemplateEngine())
    

    これらの例は、template.loaders.base.Loader.get_template_sources()メソッドの使い方を示すほんの一例です。このメソッドは、さまざまな方法でカスタマイズして、Djangoがテンプレートファイルを検索する方法を制御することができます。



    template.loaders.base.Loader.get_template_sources()の代替方法

    template.loaders.base.Loaderを継承したカスタムテンプレートローダーを作成することで、テンプレートファイルの検索方法を完全に制御できます。これは、テンプレートファイルを非標準的な場所からロードしたり、独自の検索ロジックを実装したりする場合に役立ちます。

    django.template.loaders.cached.Loaderは、テンプレートファイルをキャッシュするローダーです。このローダーを使用すると、テンプレートファイルが変更されるたびにテンプレートファイルを再読み込みする必要がなくなり、パフォーマンスが向上します。

    django.template.loader.get_templateは、テンプレートの名前とオプションのテンプレートエンジンを渡して、テンプレートオブジェクトを取得する関数です。この関数は、テンプレートファイルの検索とロードを内部的に行います。

    それぞれの方法の詳細

    カスタムテンプレートローダーを作成する方法は、上記のサンプルコードで示しました。カスタムテンプレートローダーを作成する場合は、以下の点に注意する必要があります。

    • get_template_sources()メソッドを実装する必要があります。このメソッドは、テンプレート名に基づいてテンプレートファイルの潜在的なソースのリストを返します。
    • get_contents()メソッドを実装する必要がある場合があります。このメソッドは、テンプレートファイルの内容を取得します。

    django.template.loaders.cached.Loaderを使用するには、以下の設定を行う必要があります。

    TEMPLATES = [
        {
            'BACKEND': 'django.template.backends.django.TemplateBackend',
            'LOADERS': [
                'django.template.loaders.cached.Loader',
                'your_other_loaders',
            ],
        },
    ]
    

    この設定により、Djangoはテンプレートファイルをキャッシュするようになります。

    template = get_template('my_template.html', engine=my_engine)
    

    このコードは、my_template.htmlという名前のテンプレートを取得し、my_engineというテンプレートエンジンを使用します。

    どの方法を選択すべきかは、状況によって異なります。カスタムテンプレートローダーを使用する場合は、テンプレートファイルを完全に制御できますが、複雑になります。django.template.loaders.cached.Loaderを使用する場合は、パフォーマンスが向上しますが、テンプレートファイルが変更されるたびにキャッシュを更新する必要があります。django.template.loader.get_templateを使用する場合は、最もシンプルですが、テンプレートファイルを完全に制御できません。