htmx拡張機能「The Restored Extension」の概要


  • フォーム入力内容の保持
  • スクロール位置の保持
  • 選択状態の保持

動作メカニズム:

  1. 拡張機能は、ページの状態をローカルストレージに保存します。
  2. ユーザーがページを離れたり、ブラウザを更新したりすると、拡張機能は保存された状態を復元します。

利点:

  • ユーザーエクスペリエンスの向上
  • アプリケーションの使いやすさの向上
  • データ入力の節約

使用方法:

  1. htmx.extensions.restore 関数をインポートします。
  2. 復元したい要素を指定します。
  3. オプションで、復元する状態をカスタマイズします。

例:

<script>
  import { restore } from 'htmx.extensions.restore';

  restore('form#my-form');
</script>

この例では、#my-form フォームの入力内容が復元されます。

  • The Restored Extensionは、htmx 1.0以降でのみ使用できます。
  • 拡張機能を使用するには、CDNまたはnpmからインストールする必要があります。


<form id="my-form">
  <input type="text" name="name" value="John Doe">
  <input type="email" name="email" value="[email protected]">
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

<script>
  import { restore } from 'htmx.extensions.restore';

  restore('form#my-form');
</script>
<div id="my-content">
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua.</p>
  <p>Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat.</p>
</div>

<script>
  import { restore } from 'htmx.extensions.restore';

  restore('#my-content', { scrollPosition: true });
</script>
<select id="my-select">
  <option value="1">Option 1</option>
  <option value="2">Option 2</option>
  <option value="3">Option 3</option>
</select>

<script>
  import { restore } from 'htmx.extensions.restore';

  restore('#my-select', { selectedOption: '2' });
</script>

オプションのカスタマイズ

<form id="my-form">
  <input type="text" name="name" value="John Doe">
  <input type="email" name="email" value="[email protected]">
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

<script>
  import { restore } from 'htmx.extensions.restore';

  restore('form#my-form', {
    inputValues: {
      name: 'Jane Doe',
      email: '[email protected]',
    },
    scrollPosition: true,
  });
</script>

注意事項



The Restored Extension の代替案

代替案:

  1. ローカルストレージ: 手動でローカルストレージにデータを保存して復元することができます。これは、シンプルなシナリオに適していますが、複雑な状態を管理するのは難しい場合があります。
  2. 状態管理ライブラリ: Redux や MobX などの状態管理ライブラリを使用して、アプリケーションの状態を管理することができます。これらのライブラリは、複雑な状態を管理するのに役立ちますが、学習曲線が大きくなります。
  3. カスタム拡張機能: 独自の拡張機能を作成して、必要な機能を正確に実装することができます。これは、高度な制御が必要な場合に適していますが、開発には時間と労力が必要です。

各代替案の比較:

機能ローカルストレージ状態管理ライブラリカスタム拡張機能
複雑さ低い中程度高い
柔軟性低い中程度高い
学習曲線低い中程度高い
コントロール低い中程度高い

代替案を選択する際の考慮事項:

  • アプリケーションの複雑性
  • 開発にかける時間と労力
  • 必要な機能
  • 開発者のスキル

具体的な代替案:

  • ローカルストレージ: シンプルなフォームデータの保存に適しています。
    • 例: localStorage.setItem('name', 'John Doe')
  • Redux: 複雑なアプリケーションの状態を管理するのに適しています。
    • 例: const store = createStore(reducer)
  • MobX: 反応性の高い状態管理に適しています。
    • 例: @observable class Store { ... }
  • カスタム拡張機能: 特定のニーズに合わせた機能を実装する必要がある場合に適しています。
    • 例: htmx.defineExtension('restore', restoreFunction)