サーバーとJavaScript APIで利用可能なClear-Site-Dataヘッダー

2024-04-06

HTTPヘッダーのClear-Site-Data:ブラウザの記憶を消去する仕組み

プログラミングでの利用

Clear-Site-Dataは、サーバー側の設定とクライアント側のJavaScript APIの両方で利用できます。

サーバー側の設定では、以下の方法でClear-Site-Dataヘッダーをレスポンスに追加できます。

  • Apache
Header set Clear-Site-Data "cookie,storage"
  • Nginx
add_header Clear-Site-Data "cookie,storage";

JavaScript APIでは、Headers オブジェクトを使用してClear-Site-Dataヘッダーを設定できます。

const headers = new Headers();
headers.append("Clear-Site-Data", "cookie,storage");

fetch("/", { headers });

消去できるデータの種類

Clear-Site-Dataヘッダーには、以下のディレクティブを指定して、消去するデータの種類を指定できます。

  • "cookie": クッキー
  • "storage": ローカルストレージとセッションストレージ
  • "cache": サービスワーカーのキャッシュ
  • "executionContexts": サービスワーカーの実行コンテキスト
  • "mediaKeys": 暗号化されたメディアキー
  • "images": 画像
  • "fonts": フォント
  • "scripts": スクリプト
  • "stylesheets": スタイルシート
  • "trackers": トラッキングデータ

ワイルドカード

すべての種類のデータを消去したい場合は、ワイルドカード (*) を使用できます。

Clear-Site-Data: *

注意点

  • Clear-Site-Dataヘッダーは、ユーザーのプライバシーに影響を与えるため、慎重に使用してください。
  • 一部のブラウザでは、すべてのディレクティブに対応していない場合があります。
  • Clear-Site-Dataヘッダーは、リロード後にのみ適用されます。


Clear-Site-Dataヘッダーのサンプルコード

Apache

# クッキーとローカルストレージを消去
Header set Clear-Site-Data "cookie,storage"

# 特定のオリジンのみ消去
Header set Clear-Site-Data "cookie,storage" if request.uri =~ ^/example\.com/

# ワイルドカードを使用してすべてのデータを消去
Header set Clear-Site-Data "*"

Nginx

# クッキーとローカルストレージを消去
add_header Clear-Site-Data "cookie,storage";

# 特定のオリジンのみ消去
if ($request_uri ~ ^/example\.com/) {
  add_header Clear-Site-Data "cookie,storage";
}

# ワイルドカードを使用してすべてのデータを消去
add_header Clear-Site-Data "*";

JavaScript API

// クッキーとローカルストレージを消去
const headers = new Headers();
headers.append("Clear-Site-Data", "cookie,storage");

fetch("/", { headers });

// 特定のオリジンのみ消去
const url = new URL("/", location.href);
url.hostname = "example.com";

const headers = new Headers();
headers.append("Clear-Site-Data", "cookie,storage");

fetch(url.toString(), { headers });

// ワイルドカードを使用してすべてのデータを消去
const headers = new Headers();
headers.append("Clear-Site-Data", "*");

fetch("/", { headers });

その他のサンプル

  • 特定のサービスワーカーのキャッシュのみ消去
navigator.serviceWorker.getRegistrations().then(registrations => {
  registrations.forEach(registration => {
    registration.unregister();
  });
});
  • 画像キャッシュのみ消去
caches.open("images").then(cache => {
  cache.keys().then(keys => {
    keys.forEach(key => {
      cache.delete(key);
    });
  });
});


Clear-Site-Dataヘッダーの代替方法

ブラウザの設定

多くのブラウザでは、設定画面から閲覧履歴、キャッシュ、クッキーなどのデータを消去することができます。

プライバシーモード

多くのブラウザには、プライバシーモードと呼ばれる機能が搭載されています。プライバシーモードで閲覧すると、閲覧履歴やクッキーなどのデータが保存されません。

拡張機能

ブラウザの拡張機能を使用して、特定のサイトのデータを消去することができます。

JavaScript APIを使用して、ブラウザのデータを消去することができます。

各方法の比較

方法メリットデメリット
Clear-Site-Dataヘッダーサーバー側で設定できる古いブラウザでは対応していない
ブラウザの設定ユーザーが簡単に操作できる設定画面を開く必要がある
プライバシーモード履歴が残らないすべてのサイトで利用できるわけではない
拡張機能特定のサイトに特化して設定できる拡張機能を探す必要がある
JavaScript APIプログラムで制御できる開発知識が必要



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