MariaDB の Data Types における SET CHARACTER SET の徹底解説

2024-04-02

MariaDB の Data Types における SET CHARACTER SET の詳細解説

文字コードと照合順序とは?

  • 文字コード: 文字をコンピュータ上で表現するための規則。UTF-8、latin1 など様々な種類が存在します。
  • 照合順序: 文字列の比較方法を定義。文字コード内でどの文字がどのように並ぶかを決定します。

SET CHARACTER SET は、以下の役割を担います。

  1. クライアントとサーバー間の文字コード変換: クライアントとサーバーが異なる文字コードを使用している場合、SET CHARACTER SET を使用して変換を行い、データ通信を円滑化します。
  2. 文字化けの防止: データベースに格納されている文字列が、クライアントで正しく表示されるようにします。
  3. データの比較と検索: 照合順序を指定することで、文字列の比較や検索を正確に行うことができます。

SET CHARACTER SET は、以下の方法で使用できます。

  1. テーブル作成時: テーブルを作成する際に、カラムのデータ型を指定する際に SET CHARACTER SET を使用できます。
CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci
);
  1. INSERT 文: INSERT 文で値を挿入する際に、SET CHARACTER SET を使用して文字コードを指定できます。
INSERT INTO users (id, name) VALUES (1, '山田太郎' CHARACTER SET utf8mb4);
  1. ALTER TABLE 文: ALTER TABLE 文を使用して、既存のカラムの文字コードを変更できます。
ALTER TABLE users ALTER COLUMN name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;

よく使われる文字コードと照合順序

  • 文字コード:
    • utf8mb4: 最も汎用性の高い文字コード。日本語を含む多言語環境で推奨されます。
    • latin1: 西欧言語で使用される文字コード。日本語を含む多言語環境では使用できません。
  • 照合順序:
    • utf8mb4_unicode_ci: 大文字と小文字を区別せず、記号も考慮した照合順序。
    • utf8mb4_bin: 大文字と小文字を区別し、記号も考慮しない照合順序。

注意点

  • SET CHARACTER SET を使用する場合、クライアントとサーバーが同じ文字コードをサポートしている必要があります。
  • データベースに格納されている文字列の文字コードを変更する場合、データの損失が発生する可能性があります。

まとめ

SET CHARACTER SET は、MariaDB の Data Types で使用される重要なオプションです。文字列データの文字コードと照合順序を正しく指定することで、データベースとクライアント間のデータ通信を円滑に行い、文字化けを防ぐことができます。



MariaDB の Data Types における SET CHARACTER SET のサンプルコード

テーブル作成時

-- utf8mb4 文字コード、utf8mb4_unicode_ci 照合順序を使用するテーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci,
  email VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci
);

-- latin1 文字コード、latin1_swedish_ci 照合順序を使用するテーブル作成
CREATE TABLE articles (
  id INT,
  title VARCHAR(255) CHARACTER SET latin1 COLLATE latin1_swedish_ci,
  content TEXT CHARACTER SET latin1 COLLATE latin1_swedish_ci
);

INSERT 文

-- utf8mb4 文字コードで値を挿入
INSERT INTO users (id, name, email) VALUES (1, '山田太郎', '[email protected]' CHARACTER SET utf8mb4);

-- latin1 文字コードで値を挿入
INSERT INTO articles (id, title, content) VALUES (1, 'サンプル記事', 'これはサンプル記事です' CHARACTER SET latin1);

ALTER TABLE 文

-- users テーブルの name カラムの文字コードを utf8mb4 に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;

-- articles テーブルの content カラムの照合順序を utf8mb4_bin に変更
ALTER TABLE articles ALTER COLUMN content TEXT CHARACTER SET latin1 COLLATE utf8mb4_bin;

クエリ

-- utf8mb4 文字コードで検索
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%山田%' CHARACTER SET utf8mb4;

-- latin1 文字コードで検索
SELECT * FROM articles WHERE title LIKE '%サンプル%' CHARACTER SET latin1;

その他

-- SET CHARACTER SET で接続文字コードを設定
SET CHARACTER SET utf8mb4;

-- SHOW VARIABLES で現在の文字コード設定を確認
SHOW VARIABLES LIKE 'character_set%';


MariaDB の Data Types における SET CHARACTER SET 以外の方法

テーブルオプション

テーブル作成時に DEFAULT CHARACTER SETDEFAULT COLLATE オプションを使用することで、テーブル内のすべてのカラムのデフォルトの文字コードと照合順序を指定できます。

CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255)
) DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;

カラムオプション

カラム作成時に CHARACTER SETCOLLATE オプションを使用することで、個々のカラムの文字コードと照合順序を指定できます。

CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci,
  email VARCHAR(255) CHARACTER SET latin1 COLLATE latin1_swedish_ci
);

クライアント接続時に SET CHARACTER SET を使用して、接続文字コードを設定できます。

SET CHARACTER SET utf8mb4;

-- 接続文字コードを確認
SHOW VARIABLES LIKE 'character_set%';

データ型によって、デフォルトの文字コードと照合順序が異なります。

-- VARCHAR 型は latin1 文字コード、utf8mb4_unicode_ci 照合順序がデフォルト
CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255)
);

-- CHAR 型は ascii 文字コード、ascii_bin 照合順序がデフォルト
CREATE TABLE users (
  id INT,
  name CHAR(10)
);

-- TEXT 型は latin1 文字コード、latin1_swedish_ci 照合順序がデフォルト
CREATE TABLE users (
  id INT,
  description TEXT
);

まとめ

SET CHARACTER SET は、MariaDB の Data Types で文字コードと照合順序を指定する便利な方法ですが、他にもいくつかの方法があります。状況に合わせて最適な方法を選択してください。




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