Qt GUIプログラミングの必須テクニック:QTextLayout::drawCursor()でカーソルをカスタマイズ

2024-05-23

Qt GUI における QTextLayout::drawCursor() の詳細解説

QTextLayout::drawCursor() 関数は、Qt GUI においてテキストレイアウトにカーソルを描画するために使用されます。この関数は、ペインター、カーソル位置、オプションのカーソル幅の引数を受け取ります。

機能

drawCursor() 関数は、以下の機能を提供します。

  • 指定された位置にカーソルを描画します。
  • カーソルの幅を指定することができます。
  • カーソルの色は、現在のペインターのペンによって決定されます。

構文

void QTextLayout::drawCursor(QPainter *painter,
                             const QPointF &position,
                             int cursorPosition,
                             int width = 0) const;

引数

  • painter: カーソルを描画するペインターオブジェクトへのポインタ。
  • position: カーソルを描画する位置。
  • cursorPosition: カーソル位置を表す整数値。
  • width: カーソルの幅を表す整数値。デフォルト値は 0 で、この場合、ペインターの現在のペン幅が使用されます。

戻り値

なし。

QTextLayout layout;
layout.setText("Hello, World!");

QPainter painter(&widget);
layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));

int cursorPosition = 7;
layout.drawCursor(&painter, QPoint(10 + layout.cursorPosition(cursorPosition), 20), cursorPosition);

この例では、Hello, World! というテキストを含む QTextLayout オブジェクトを作成し、ウィジェットに描画します。次に、drawCursor() 関数を使用して、カーソルを "World" の "W" 文字の位置に描画します。

補足

  • QTextLayout::drawCursor() 関数は、カーソルをテキストレイアウトにのみ描画します。他のウィジェットにカーソルを描画するには、QPainter オブジェクトを使用する必要があります。
  • カーソルの外観をカスタマイズするには、QPainter オブジェクトの描画メソッドを使用する必要があります。


    カーソルをテキストレイアウトに描画する

    #include <QApplication>
    #include <QTextLayout>
    #include <QPainter>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
      QApplication app(argc, argv);
    
      // テキストレイアウトを作成
      QTextLayout layout;
      layout.setText("Hello, World!");
    
      // ウィジェットを作成
      QWidget widget;
      widget.resize(300, 50);
      widget.show();
    
      // ペインターを作成
      QPainter painter(&widget);
    
      // テキストレイアウトを描画
      layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));
    
      // カーソルを描画
      int cursorPosition = 7;
      layout.drawCursor(&painter, QPoint(10 + layout.cursorPosition(cursorPosition), 20), cursorPosition);
    
      return app.exec();
    }
    

    カーソルの幅を指定する

    #include <QApplication>
    #include <QTextLayout>
    #include <QPainter>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
      QApplication app(argc, argv);
    
      // テキストレイアウトを作成
      QTextLayout layout;
      layout.setText("Hello, World!");
    
      // ウィジェットを作成
      QWidget widget;
      widget.resize(300, 50);
      widget.show();
    
      // ペインターを作成
      QPainter painter(&widget);
    
      // テキストレイアウトを描画
      layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));
    
      // カーソルを描画
      int cursorPosition = 7;
      layout.drawCursor(&painter, QPoint(10 + layout.cursorPosition(cursorPosition), 20), cursorPosition, 5);
    
      return app.exec();
    }
    

    このコードは、上記の例と同じですが、drawCursor() 関数の width 引数に 5 を指定しています。これにより、カーソルの幅が 5 ピクセルになります。

    カーソルの色をカスタマイズする

    #include <QApplication>
    #include <QTextLayout>
    #include <QPainter>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
      QApplication app(argc, argv);
    
      // テキストレイアウトを作成
      QTextLayout layout;
      layout.setText("Hello, World!");
    
      // ウィジェットを作成
      QWidget widget;
      widget.resize(300, 50);
      widget.show();
    
      // ペインターを作成
      QPainter painter(&widget);
    
      // テキストレイアウトを描画
      layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));
    
      // カーソルを描画
      int cursorPosition = 7;
    
      // ペンを作成
      QPen pen(Qt::red);
      pen.setWidth(2);
    
      // ペインターにペンを設定
      painter.setPen(pen);
    
      layout.drawCursor(&painter, QPoint(10 + layout.cursorPosition(cursorPosition), 20), cursorPosition);
    
      return app.exec();
    }
    

    このコードは、上記の例と同じですが、drawCursor() 関数を呼び出す前に、赤いペンを作成し、ペインターに設定しています。これにより、カーソルが赤色で描画されます。

    これらのサンプルコードは、Qt GUI における QTextLayout::drawCursor() 関数の使い方を理解するための出発点として役立ちます。



    QTextLayout::drawCursor() 以外のカーソル描画方法

    QPainter を直接使用する

    QTextLayout::drawCursor() 関数を使用せずに、QPainter オブジェクトを使用してカーソルを描画することもできます。この方法では、カーソルの外観をより細かく制御することができます。

    #include <QApplication>
    #include <QTextLayout>
    #include <QPainter>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
      QApplication app(argc, argv);
    
      // テキストレイアウトを作成
      QTextLayout layout;
      layout.setText("Hello, World!");
    
      // ウィジェットを作成
      QWidget widget;
      widget.resize(300, 50);
      widget.show();
    
      // ペインターを作成
      QPainter painter(&widget);
    
      // テキストレイアウトを描画
      layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));
    
      // カーソルを描画
      int cursorPosition = 7;
    
      // ペンを作成
      QPen pen(Qt::red);
      pen.setWidth(2);
    
      // ペインターにペンを設定
      painter.setPen(pen);
    
      // カーソルを描画
      QRectF cursorRect = layout.cursorRect(cursorPosition);
      painter.drawRect(cursorRect);
    
      return app.exec();
    }
    

    この例では、drawCursor() 関数を使用せずに、カーソルを描画するために QPainter オブジェクトを使用しています。まず、赤いペンを作成し、ペインターに設定します。次に、layout.cursorRect() 関数を使用して、カーソルの矩形を取得します。最後に、painter.drawRect() 関数を使用して、カーソルを描画します。

    QTextCursor オブジェクトを使用して、カーソルを描画することもできます。QTextCursor オブジェクトは、テキストレイアウト内のカーソルの位置と状態を表します。

    #include <QApplication>
    #include <QTextLayout>
    #include <QPainter>
    #include <QTextCursor>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
      QApplication app(argc, argv);
    
      // テキストレイアウトを作成
      QTextLayout layout;
      layout.setText("Hello, World!");
    
      // ウィジェットを作成
      QWidget widget;
      widget.resize(300, 50);
      widget.show();
    
      // ペインターを作成
      QPainter painter(&widget);
    
      // テキストレイアウトを描画
      layout.draw(&painter, QPoint(10, 20));
    
      // カーソルを作成
      QTextCursor cursor(&layout);
      cursor.setPosition(7);
    
      // カーソルを描画
      cursor.draw(&painter);
    
      return app.exec();
    }
    

    この例では、QTextCursor オブジェクトを使用して、カーソルを描画しています。まず、QTextLayout オブジェクトから QTextCursor オブジェクトを作成します。次に、setPosition() メソッドを使用して、カーソルの位置を 7 に設定します。最後に、draw() メソッドを使用して、カーソルを描画します。

    サードパーティのライブラリを使用する

    Qt GUI でカーソルを描画するために、サードパーティのライブラリを使用することもできます。これらのライブラリは、より多くの機能やカスタマイズオプションを提供することがあります。

      これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。どの方法が最適かは、要件によって異なります。

        • QTextLayout::drawCursor() does not work when subclassing QAbstractTextDocumentLayout