【保存版】Qt GUIプログラミングの必須テクニック!QWindow::filePath()メソッドの使い方とサンプルコード

2024-06-20

Qt GUIにおけるQWindow::filePath()メソッドの詳細解説

QWindow::filePath() メソッドは、Qt GUIアプリケーションウィンドウのファイルパスを取得するために使用されます。このメソッドは、ウィンドウがファイルからロードされた場合にのみ有効です。つまり、ウィンドウがプログラムコードで動的に作成された場合は、このメソッドは空文字列を返します。

構文

QString filePath() const;

戻り値

ウィンドウがファイルからロードされた場合、そのファイルのパスを QString 型で返します。ウィンドウがプログラムコードで動的に作成された場合は、空文字列を返します。

QWindow *window = new QWindow;
window->show();

// ウィンドウがファイルからロードされた場合
if (window->filePath().isEmpty() == false) {
    qDebug() << "Window file path:" << window->filePath();
} else {
    qDebug() << "Window was not loaded from a file.";
}

補足

  • QWindow::filePath() メソッドは、Qt 5.0以降で使用できます。
  • ウィンドウのファイルパスを設定するには、QWindow::setFilePath() メソッドを使用します。
  • ウィンドウがファイルからロードされたかどうかを確認するには、QWindow::isLoadable() メソッドを使用します。

    上記以外にも、Qt GUIにおけるファイルパス関連のメソッドとして、以下のものがあります。

    • QFileInfo::absoluteFilePath():ファイルの絶対パスを取得します。
    • QFileInfo::canonicalFilePath():ファイルの正規パスを取得します。
    • QDir::currentPath():現在のワーキングディレクトリを取得します。

    これらのメソッドを組み合わせて使用することで、ファイルパスに関する様々な操作を行うことができます。

    QWindow::filePath() メソッドは、Qt GUIアプリケーションウィンドウのファイルパスを取得するために使用されます。このメソッドは、ウィンドウがファイルからロードされた場合にのみ有効です。



    例 1:ウィンドウのファイルパスを取得する

    #include <QApplication>
    #include <QWindow>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
        QApplication app(argc, argv);
    
        // ファイルからウィンドウを作成する
        QWindow *window = QWindow::fromFile("mywindow.ui");
        if (window) {
            window->show();
    
            // ウィンドウのファイルパスを取得する
            QString filePath = window->filePath();
            qDebug() << "Window file path:" << filePath;
    
            // ウィンドウを閉じる
            window->close();
        } else {
            qDebug() << "Failed to create window from file.";
        }
    
        return app.exec();
    }
    

    例 2:ウィンドウがファイルからロードされたかどうかを確認する

    #include <QApplication>
    #include <QWindow>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
        QApplication app(argc, argv);
    
        // ファイルからウィンドウを作成する
        QWindow *window = QWindow::fromFile("mywindow.ui");
        if (window) {
            window->show();
    
            // ウィンドウがファイルからロードされたかどうかを確認する
            if (window->isLoadable()) {
                qDebug() << "Window was loaded from a file.";
    
                // ウィンドウのファイルパスを取得する
                QString filePath = window->filePath();
                qDebug() << "Window file path:" << filePath;
            } else {
                qDebug() << "Window was not loaded from a file.";
            }
    
            // ウィンドウを閉じる
            window->close();
        } else {
            qDebug() << "Failed to create window from file.";
        }
    
        return app.exec();
    }
    
    #include <QApplication>
    #include <QWindow>
    
    int main(int argc, char *argv[]) {
        QApplication app(argc, argv);
    
        // プログラムコードでウィンドウを作成する
        QWindow *window = new QWindow;
        window->show();
    
        // ウィンドウのファイルパスを設定する
        window->setFilePath("mywindow.ui");
    
        // ウィンドウを閉じる
        window->close();
    
        return app.exec();
    }
    

    説明

    • 上記の例では、mywindow.ui という名前のファイルからウィンドウを作成しています。
    • ファイルが存在しない場合、またはファイルが破損している場合は、QWindow::fromFile() 関数は nullptr を返します。
    • isLoadable() メソッドを使用して、ウィンドウがファイルからロードされたかどうかを確認できます。
    • setFilePath() メソッドを使用して、ウィンドウのファイルパスを設定できます。

    注意事項

    • QWindow::filePath() メソッドは、Qt 5.0以降で使用できます。
    • ウィンドウのファイルパスを設定しても、実際にウィンドウがファイルに保存されるわけではありません。


    QWindow::filePath() メソッドは、Qt GUIアプリケーションウィンドウのファイルパスを取得するために使用されます。しかし、このメソッドはいくつかの制限があります。

    • ウィンドウがファイルからロードされた場合にのみ有効です。
    • Qt 5.0以降でのみ使用できます。

    これらの制限を回避するために、QWindow::filePath() の代替方法として以下の方法が考えられます。

    QObject::objectName() を使用する

    ウィンドウにオブジェクト名が設定されている場合は、QObject::objectName() メソッドを使用して取得することができます。ただし、この方法はオブジェクト名が一意であることを前提としています。

    QString filePath = window->objectName() + ".ui";
    

    ウィンドウの作成場所を特定する

    ウィンドウがコード内でどのように作成されたかによって、ファイルパスを取得する方法が異なります。

    • **QWindow::fromFile()で作成された場合:** この関数は、QFileInfo` オブジェクトを返します。このオブジェクトから、ファイルパスを取得することができます。
    QFileInfo fileInfo(window->fileName());
    QString filePath = fileInfo.absoluteFilePath();
    
    • プログラムコードで動的に作成された場合: この場合、ファイルパスを取得することはできません。

    カスタムデータを使用する

    ウィンドウにカスタムデータを保存しておき、その中にファイルパスを格納することができます。

    window->setUserData(QWindow::DataRole::FilePath, "mywindow.ui");
    
    QString filePath = window->userData(QWindow::DataRole::FilePath).toString();
    

    シグナルとスロットを使用する

    ウィンドウがファイルからロードされたときにシグナルを発行し、そのシグナルをスロットに接続してファイルパスを取得することができます。

    void onWindowLoaded(QWindow *window) {
        QString filePath = window->filePath();
        // ...
    }
    
    connect(window, &QWindow::windowLoadRequested, this, &onWindowLoaded);
    

    最適な代替方法の選択

    どの代替方法が最適かは、状況によって異なります。

    • オブジェクト名が一意であることが確実で、Qt 5.0以降を使用している場合は、QObject::objectName() を使用する方が簡単です。
    • ウィンドウが QWindow::fromFile() で作成された場合は、QFileInfo オブジェクトを使用してファイルパスを取得するのが最も確実です。
    • プログラムコードで動的に作成されたウィンドウのファイルパスを取得する必要がある場合は、カスタムデータを使用するか、シグナルとスロットを使用する必要があります。

    上記以外にも、QCoreApplication::applicationFilePath() メソッドを使用して、実行中のアプリケーションのファイルパスを取得することができます。この方法は、ウィンドウに特化したものではありませんが、ファイルパスを取得する方法として利用できます。