AI音声対話アプリを爆速開発!TEN-framework入門


AI音声対話アプリを爆速開発!TEN-framework入門

TEN-framework/ten-framework

2025-09-19

TEN-frameworkは、リアルタイムの音声AIエージェントを構築するためのオープンソースフレームワークです。これを使うと、ビデオや音声を使った対話型AIアプリケーションを簡単に作ることができます。音声認識、自然言語処理、音声合成といった、複数のAI技術を統合して、まるで人間と話しているかのようなスムーズな会話を実現します。

たとえば、次のようなアプリケーションを構築できます。

カスタマーサポートボット
ユーザーからの質問にリアルタイムで回答し、問題解決を支援します。

教育向けAIアシスタント
学習者が発音練習をしたり、質問したりするのを助けます。

バーチャルキャラクター
ゲームやメタバースの世界で、ユーザーと自然に会話するキャラクターを作れます。

通常、音声AIエージェントをゼロから作ろうとすると、音声認識ライブラリ、自然言語理解(NLU)モデル、音声合成ライブラリなどを個別に選定し、連携させる必要があります。これは非常に手間がかかります。

TEN-frameworkは、これらの機能を一つのパッケージに統合してくれているので、開発者は煩雑な統合作業から解放され、アプリケーションのロジックやユーザー体験の向上に集中できます。

このフレームワークは、リアルタイムでの処理に特化して設計されています。音声認識結果がすぐにNLUモデルに渡され、その応答が迅速に音声合成されるため、会話の遅延がほとんどありません。

これは、ユーザーが待たされることなく、ストレスなく会話を続けられるという点で、ユーザー体験を劇的に向上させます。

TEN-frameworkはモジュール式の設計になっています。特定のモジュール(例
音声認識エンジンやNLUモデル)を、プロジェクトの要件に合わせて、別のものに簡単に差し替えることができます。

たとえば、初期はオープンソースのモデルを使っていたけれど、商用サービスに切り替える必要が出た場合でも、コアロジックを大きく変更することなく対応できます。

TEN-frameworkはPythonで書かれており、pipを使って簡単にインストールできます。

まず、Pythonがインストールされていることを確認してください。

ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

pip install ten-framework

フレームワークは、様々なモジュールと連携します。例えば、音声認識には whisper-onnx、音声合成には xtts-onnx が推奨されています。これらも pip でインストールできます。

pip install "ten-framework[whisper-onnx, xtts-onnx]"

このコマンドは、TEN-framework本体に加えて、推奨される音声認識・合成モデルも一緒にインストールしてくれます。

簡単な「Hello World」的な対話エージェントを作成してみましょう。このコードは、マイクからの入力を受け取り、認識した内容に応じて応答を生成し、それを音声として再生します。

import asyncio
from ten_framework import Agent

# エージェントの作成
agent = Agent()

# 対話フローの定義
# ユーザーの発言を認識して、応答を決定します
async def conversation_flow(agent_context):
    while True:
        # ユーザーの発言を待つ
        print("マイク入力待ち...")
        user_utterance = await agent_context.recognize_speech()
        print(f"ユーザー: {user_utterance}")

        # 応答の決定
        response = ""
        if "こんにちは" in user_utterance:
            response = "こんにちは!何かお手伝いできることはありますか?"
        elif "ありがとう" in user_utterance:
            response = "どういたしまして!"
        else:
            response = "すみません、よく聞き取れませんでした。"

        # 応答を音声で再生
        print(f"エージェント: {response}")
        await agent_context.synthesize_speech(response)

# メイン関数の実行
async def main():
    await agent.run_conversation(conversation_flow)

if __name__ == "__main__":
    asyncio.run(main())

Agent()
TEN-frameworkの核心となる Agent クラスをインスタンス化します。

conversation_flow(agent_context)
実際の対話ロジックを記述する非同期関数です。

agent_context.recognize_speech()
マイクからの音声を認識し、テキストに変換します。

agent_context.synthesize_speech(response)
テキストを音声に変換して再生します。

asyncio.run(main())
非同期処理を開始します。

このシンプルなコードだけで、リアルタイム音声対話の骨組みができてしまいます。あとは、conversation_flow のロジックをより複雑にしたり、外部APIと連携させたりすることで、高度なAIエージェントに進化させることができます。


TEN-framework/ten-framework




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