プライバシー重視の家計簿アプリ「Actual」の魅力


プライバシー重視の家計簿アプリ「Actual」の魅力

actualbudget/actual

2025-08-05

ソフトウェアエンジニアの皆さん、家計簿つけてますか? 「めんどくさい」「レシートが溜まっていく一方」「銀行口座やクレジットカード、あっちこっちに散らばっていて把握しきれない」…そんなお悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。

本日ご紹介するのは、そんな悩みをまるっと解決してくれるかもしれない、すごい家計簿アプリ「Actual」です!

Actualは、一言でいうと「ローカルファーストの個人向け家計簿アプリ」です。

「ローカルファースト」って聞き慣れない言葉ですよね?これは、データがまず手元のPCやスマホといった端末に保存され、その次にクラウドと同期される、という考え方です。

多くの家計簿アプリが、ユーザーのデータをクラウドで管理しているのに対し、Actualは、あなたのデータはあなたが管理する、という思想で作られています。

では、我々ソフトウェアエンジニアにとって、Actualのどこが「おいしい」のでしょうか?

まず一番の魅力は、自分のデータは自分で管理できるという点です。

「銀行口座のデータとか、クラウドに預けるの、ちょっと怖いな…」と感じたことはありませんか?Actualなら、すべてのデータがあなたのローカルPCに保存されるので、外部に漏れる心配がありません。

Actualは、完全にオープンソースで開発されています。

「こんな機能があったらいいのに…」と思ったら、自分でコードを書いて機能を追加したり、他の開発者が作ったプラグインを使ったりすることもできます。

「自分の家計簿アプリを自分で育てていく」そんな感覚で使うことができます。

Actualは、ReactElectronといったモダンな技術で作られています。

これらの技術に触れる良い機会になりますし、「こんなふうに作られているのか!」と、アプリの裏側を覗いてみるのも面白いですよ。

「よし、試してみよう!」と思った方のために、導入方法をざっくりとご紹介します。

一番簡単な方法は、Dockerを使う方法です。

Dockerをインストール まだDockerをインストールしていない方は、まずDockerをインストールしてください。

docker-compose.ymlを作成 以下の内容でdocker-compose.ymlというファイルを作成します。

version: '3.8'

services:
  actual-server:
    image: actualbudget/actual-server:latest
    container_name: actual-server
    restart: always
    ports:
      - "5006:5006"
    volumes:
      - actual-data:/data

volumes:
  actual-data:

コンテナを起動 ターミナルでdocker-compose.ymlのあるディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。

docker-compose up -d

ブラウザでアクセス http://localhost:5006にアクセスすると、Actualの画面が表示されます。

これで、あなただけのプライベート家計簿サーバーが立ち上がりました!

ActualはAPIも提供されているので、独自のスクリプトを書くことで、自動化することも可能です。

例えば、以下のようなPythonスクリプトで、家計簿に取引を追加することができます。

(これはあくまで概念的なサンプルです。実際のAPIの呼び出し方については、公式ドキュメントを参照してください。)

import requests
import json

# ActualサーバーのURL
ACTUAL_SERVER_URL = "http://localhost:5006"

# APIキーなどの認証情報
# (実際の利用時には、APIキーなどを設定する必要があります)
HEADERS = {
    "Content-Type": "application/json"
}

def add_transaction(amount, description, account_id):
    """
    Actualに取引を追加する関数
    """
    url = f"{ACTUAL_SERVER_URL}/api/transactions"
    data = {
        "transactions": [
            {
                "date": "2023-08-05",  # 今日の日付
                "amount": amount,
                "description": description,
                "account_id": account_id
            }
        ]
    }
    response = requests.post(url, headers=HEADERS, data=json.dumps(data))
    if response.status_code == 200:
        print("取引が正常に追加されました。")
    else:
        print(f"エラーが発生しました: {response.text}")

# 実行例:500円のコーヒー代を追加
# add_transaction(-500, "コーヒー", "your_account_id")

このように、APIを利用することで、「毎月のサブスクリプション料金を自動で追加する」「特定の口座の入出金を自動で取得して家計簿につける」といった、より高度な使い方も夢ではありません。

Actualは、単なる家計簿アプリにとどまらず、我々ソフトウェアエンジニアの好奇心をくすぐる、魅力的なオープンソースプロジェクトです。

プライバシーを重視する方、自分でアプリをカスタマイズしてみたい方、そしてモダンな技術に触れてみたい方、ぜひ一度、触ってみてはいかがでしょうか?


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