ソフトウェアエンジニアのためのAIエージェント入門:自律的なデバッグと実行のループを設計する


ソフトウェアエンジニアのためのAIエージェント入門:自律的なデバッグと実行のループを設計する

shareAI-lab/learn-claude-code

2026-01-11

「本当のAIエージェント(Claude Codeのようなもの)」をどう作るのか、実際に手を動かした時のワクワク感を込めて解説します!

これまで僕たちが使ってきたチャットAIは、言わば「アドバイスをくれる同僚」でした。でも、Claude CodeのようなAIエージェントは違います。彼は「実際にキーボードを叩いて、コマンドを実行し、バグを直して、テストを通す実務担当者」なんです。

このリポジトリ(learn-claude-code)が教えてくれるのは、単なるプロンプト術ではありません。「AIにコンピュータをどう操作させるか(Tool Use / Function Calling)」という、エンジニアにとって最も刺激的な設計図です。

正直、最初は「自分で書いたほうが早いのでは?」と思っていました。でも、実際にエージェントの仕組みを理解すると、景色が変わります。

反復作業からの解放
「ライブラリのバージョンを上げて、壊れた箇所を全部直して」という退屈な作業を丸投げできます。

コンテキストの自動理解
大規模なコードベースの中から、関係するファイルを探し出す手間が省けます。

自律的なデバッグ
エラーが出たら、そのエラーを自分で読んで、修正案を考えて、再度実行する。この「思考のループ」をAIが勝手に回してくれます。

このリポジトリのエッセンスを体験するために、まずは環境を整えましょう。

Node.js(最新のLTS推奨)

AnthropicのAPIキー(Claudeを使うため)

# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/shareAI-lab/learn-claude-code.git
cd learn-claude-code

# 依存関係のインストール
npm install

# 環境変数の設定 (.envファイルを作成)
echo "ANTHROPIC_API_KEY=your_api_key_here" > .env

「真のエージェント」を作るための核となるのは、「ツール(道具)」をAIに渡すことです。 例えば、AIにファイルを読み書きさせるための簡易的な実装イメージを見てみましょう。

// AIに提供する「道具(ツール)」の定義
const tools = [
  {
    name: "execute_command",
    description: "ターミナルでコマンドを実行します",
    input_schema: {
      type: "object",
      properties: {
        command: { type: "string" }
      }
    }
  }
];

// メインのループ処理
async function runAgent(task: string) {
  let messages = [{ role: "user", content: task }];

  while (true) {
    const response = await anthropic.messages.create({
      model: "claude-3-5-sonnet-latest",
      tools: tools,
      messages: messages
    });

    // AIが「ツールを使いたい」と言った場合
    if (response.stop_reason === "tool_use") {
      const toolUse = response.content.find(c => c.type === "tool_use");
      
      // 実際にコマンドを実行(ここがエージェントの肝!)
      const result = await myTerminal.execute(toolUse.input.command);
      
      // 結果をAIにフィードバックする
      messages.push({ role: "assistant", content: response.content });
      messages.push({
        role: "user",
        content: [{ type: "tool_result", tool_use_id: toolUse.id, content: result }]
      });
    } else {
      // 完了したら回答を表示
      console.log(response.content[0].text);
      break;
    }
  }
}

AIが execute_command を選んだとき、プログラム側で実際に ls や npm test を実行し、その実行結果をAIに送り返している点です。これにより、AIは「あ、テストが落ちたから次はここを直そう」と自分で判断(Reasoning)できるようになります。

learn-claude-code を通じて学べるのは、AIを「賢い検索エンジン」としてではなく、「自律的なOS操作主体」として扱う手法です。

これがマスターできれば、自分専用の「ジュニアエンジニア」を量産できるようなものです。コードレビューの自動化、リファクタリング専用ボット、脆弱性診断エージェント……夢が広がりますよね。

最初はエラーが出るかもしれませんが、それすらもAIにデバッグさせる体験をぜひ楽しんでみてください!


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