ガシャポン攻略法:TanStack RouterでReactのルーティングを制覇する


ガシャポン攻略法:TanStack RouterでReactのルーティングを制覇する

TanStack/router

2025-09-26

TanStack Routerは、Reactアプリケーションでルーティングを管理するための、強力で型安全なライブラリです。単にページを切り替えるだけでなく、もっと複雑な要件にも対応できる、まさに「ガシャポンの攻略法」のようなライブラリです。

従来のルーターと比べて、TanStack Routerには以下のような利点があります。

完全な型安全性
URLのパス、検索パラメータ、ルートパラメータなどがすべて型付けされます。これにより、意図しないURLにアクセスするなどのバグを未然に防ぐことができます。

強力なキャッシュ機能
サーバーから取得したデータを自動的にキャッシュします。同じデータに再度アクセスする際に、ネットワークリクエストを削減でき、パフォーマンスが大幅に向上します。

ファーストクラスの検索パラメータAPI
検索パラメータ(?name=taro&age=30など)の読み書きが非常に簡単になります。複雑なクエリにも対応できます。

クライアントサイドキャッシュとの連携
React Queryのようなクライアントサイドキャッシュライブラリとシームレスに連携できます。これにより、データの取得と表示をより効率的に行えます。

アイソモーフィックレンダリング
サーバーサイドレンダリング(SSR)とクライアントサイドレンダリングの両方に対応しています。これにより、SEOの向上や初期表示の高速化が期待できます。

TanStack Routerの導入は簡単です。まずは、npmまたはyarnでパッケージをインストールします。

npm install @tanstack/router-core @tanstack/react-router
# または
yarn add @tanstack/router-core @tanstack/react-router

次に、アプリケーションのルートファイル(main.tsxなど)でルーターを設定します。

// src/main.tsx
import ReactDOM from 'react-dom/client'
import {
  Router,
  Route,
  RootRoute
} from '@tanstack/react-router'

const rootRoute = new RootRoute()

const indexRoute = new Route({
  getParentRoute: () => rootRoute,
  path: '/',
  component: () => (
    <div>
      <h3>Welcome Home!</h3>
    </div>
  ),
})

const aboutRoute = new Route({
  getParentRoute: () => rootRoute,
  path: '/about',
  component: () => <div>Hello from About!</div>,
})

const routeTree = rootRoute.addChildren([indexRoute, aboutRoute])

const router = new Router({ routeTree })

declare module '@tanstack/react-router' {
  interface Register {
    router: typeof router
  }
}

ReactDOM.createRoot(
  document.getElementById('root')!
).render(
  <Router router={router} />
)

これで、基本的なルーティングの準備ができました。

ここでは、ユーザーのIDに応じて異なる詳細ページを表示する例を見てみましょう。

まず、ユーザーIDをパラメータとして受け取るルートを定義します。

import {
  Router,
  Route,
  RootRoute,
  Outlet,
  Link,
  RouterProvider
} from '@tanstack/react-router'

// ユーザーリストを表示するコンポーネント
function UsersIndex() {
  return (
    <>
      <p>ユーザー一覧</p>
      <ul>
        <li>
          <Link to="/users/$userId" params={{ userId: '1' }}>
            Taro
          </Link>
        </li>
        <li>
          <Link to="/users/$userId" params={{ userId: '2' }}>
            Hanako
          </Link>
        </li>
      </ul>
      <Outlet />
    </>
  )
}

// ユーザー詳細を表示するコンポーネント
const UserDetails = () => {
  const { userId } = Route.useParams()
  return (
    <div>
      <h2>ユーザー詳細</h2>
      <p>ID: {userId}</p>
    </div>
  )
}

// ルートツリーの定義
const rootRoute = new RootRoute({
  component: () => (
    <>
      <div style={{ display: 'flex', gap: '1rem' }}>
        <Link to="/">Home</Link>
        <Link to="/users">Users</Link>
      </div>
      <Outlet />
    </>
  ),
})

const usersRoute = new Route({
  getParentRoute: () => rootRoute,
  path: 'users',
  component: UsersIndex,
})

const userIdRoute = new Route({
  getParentRoute: () => usersRoute,
  path: '$userId',
  component: UserDetails,
})

const indexRoute = new Route({
  getParentRoute: () => rootRoute,
  path: '/',
  component: () => <div>Hello!</div>,
})

const routeTree = rootRoute.addChildren([indexRoute, usersRoute.addChildren([userIdRoute])])

const router = new Router({ routeTree })

declare module '@tanstack/react-router' {
  interface Register {
    router: typeof router
  }
}

function App() {
  return <RouterProvider router={router} />
}

export default App

この例では、$userIdという動的なパラメータを持つルートを定義しています。Linkコンポーネントを使って、このルートに遷移する際にparamsプロパティでユーザーIDを渡しています。

TanStack Routerは、ルートごとにデータをフェッチする機能も持っています。これにより、コンポーネントがレンダリングされる前に必要なデータをロードし、キャッシュしておくことができます。

import {
  Router,
  Route,
  RootRoute,
  Outlet,
  Link,
  RouterProvider,
  useMatch,
} from '@tanstack/react-router'

// ユーザーのデータを非同期で取得する関数
const fetchUser = async (userId: string) => {
  console.log(`fetching user with ID: ${userId}`)
  // 実際のAPIコールをシミュレート
  return new Promise(resolve =>
    setTimeout(() => {
      resolve({
        id: userId,
        name: `User ${userId}`,
        email: `user${userId}@example.com`,
      })
    }, 1000)
  )
}

// ユーザー詳細を表示するコンポーネント
const UserDetails = () => {
  // `useMatch`でルートに紐づくデータを取得
  const { data } = useMatch({ strict: false })
  return (
    <div>
      <h2>ユーザー詳細</h2>
      <p>ID: {data.id}</p>
      <p>名前: {data.name}</p>
      <p>メール: {data.email}</p>
    </div>
  )
}

// データフェッチを定義
const userIdRoute = new Route({
  getParentRoute: () => usersRoute,
  path: '$userId',
  component: UserDetails,
  // loaderでデータをフェッチ
  loader: async ({ params }) => {
    return await fetchUser(params.userId)
  },
})

// 他のルートツリーの定義は上記と同様...

loaderプロパティを使うことで、コンポーネントが表示される前にfetchUser関数が実行されます。一度ロードされたデータはキャッシュされるため、同じユーザーIDに再度アクセスしても、ネットワークリクエストは発生しません。これにより、ユーザー体験が向上します。


TanStack/router




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